丸井今井小樽店10月閉店ショック!市が連絡会議開催!


marui3.jpg 丸井今井小樽店の10月閉店を巡り、6月27日(月)17:30から、市役所市長応接室で、市や道、商工会議所や商店街連合会などの関係者が集まり、今後の対応を巡り論議を交わした。 動画1 動画2
 この連絡会議は、丸井今井小樽店の閉鎖は、小樽の地域経済に対する影響が極めて大きいことから、急遽開催された。北海道、小樽商工会議所、小樽市商店街振興組合連合会、サンモール一番街商店街振興会、北海道中小企業家同友会しりべし・小樽支部、小樽市などから12名が参加。
 この中で、市や商工会議所、商店街連合会・振興組合などの関係者は、これまで閉店につき丸井今井側から、一切話がなかったことに怒りの声が次々上がった。
 ことに、小樽に特有の丸井今井小樽店が、再開発施設のテナントとして入居していることで、10月閉鎖となれば、管理運営する小樽開発(株)へ、深刻で決定的な影響を及ぼすことに大きな懸念が上がった。
 あと3カ月という短期間での閉鎖には、「地元に対する配慮が全然無い。丸井には市や商店会に対して申し訳ないという気持ちも無く、全く馬鹿にしていると思う」(荒野尚之・小樽商店街振興組合理事長)
 「時間がなく、このまま閉店になる場合を考えて、行政として現実的な対応も並行して考えなければ」(伊藤和紀後志支庁長)
marui4.jpg 「丸井が撤退すると、小樽開発(株)自体が無くなる。あまりに時間が足りない」、「せめて1年なり、2年なり、猶予があると思っていたが、短期間でこういうことになるのは、あまりに一方的だ」、「丸井今井の一連の動きは、人間関係をうまくやるようには思えない。冷たい対応だ」などと、10月閉店に大きなショックを受けて、怒り心頭の様子だった。
 しかし、今後の対応となると、効果的な具体策は見つからず、今週中にも、市長が閉店延期の要請行動をすることで、今後の推移を見ながら、再度連絡会議を開くことにした。
 山田勝麿小樽市長は、連絡会議の後、丸井今井小樽店の10月閉店につき、「あまりに唐突で、短期間で閉鎖するのは、我々としては納得が出来ない。もっときめ細かな詰めがあっても良いのではないかと、今日の会合で皆さんも言っていた。抗議の意味を込めて、閉店延期を要請する。丸井側の対応には、憤りを感じている。誠意が見られない。もっともっと企業としての社会的責任があるのではないか。100年もやってきた店をあと3カ月で閉店しますというのは問題があるのではないか。やれることは要請行動しかない。今週中に社長に直訴してくる」と、険しい表情で語った。

 関連記事