海の犠牲者を追悼!第44回物故船員合同慰霊祭!


senin.jpg 小樽市手宮公園内の緑化植物園入り口近くの高台に、物故船員慰霊碑と書かれた石碑が、ひっそりと、小樽港と石狩湾を見下ろして建てられている。
 この石碑は、亡くなった船員の慰霊祭を、毎年続けていた元船員の親睦団体である「かたふり会」が、10年の節目の1971(昭和46)年に建立した。商船で、漁船で、戦争で、海の犠牲者になった小樽関係の船員は、碑建立時約300人といわれた。
 今年もこの慰霊碑の前で、第44回物故船員合同慰霊祭が、8月20日(土)11:00から行われた 。
 年々遺族の方々が少なくなっている中、会員、船員OB、機船組合員などを含む約40名が参加した。慰霊碑はたくさんの献花で囲まれ、前面には海の物故者の安らぎの地にふさわしい石狩湾が見えた。
 公園の林に囲まれて読経が流れ、参加者が焼香し、慰霊祭実行委員長、小樽市長、北海道運輸局々長らの追悼の言葉が述べられた。友好団体よりの慰霊電報などを事務局が披露して、海に散った物故者を悼む慰霊祭を終えた。