どうなる議員定数削減!注目の12月市議会開会!


 小樽市議会12月市議会(第4回定例会)が、12月5日(月)15:15から開会された。開会初日の本会議は、13:00開会の予定で市長の提案説明が行われることになっていたが、議員定数削減を審議する「議員定数に関する特別委員会」の設置を巡り、議会運営委員会での共産党の反対意見が長引き、2時間15分遅れでの本会議初日となった。
 本定例会の会期は12月5日(月)から26(月)までの22日間。9日(金)と12日(月)に会派代表質問、13日(火)一般質問、14(水)から16日(金)まで予算特別委員会、19日(月)各常任委員会、20日(火)と21日(水)議員定数に関する特別委員会、26日(月)に本会議の日程となっている。
 この第4回定例会には、平成17年度小樽市一般会計補正予算をはじめ、平成17年度小樽市老人保障事業特別会計補正予算などの予算5議案及び小樽市廃棄物の減量及び処理に関する条例案や小樽市総合体育館条例の一部改正案、公の施設の指定管理者の指定についてなどの議案18件の計23議案が上程された。
 また、議員提案による小樽市議会議員定数条例の一部を改正する条例案2件と小樽市非核港湾条例案の計3件の議案も上程された。
 小樽市の財政危機に背中を押された議員定数の削減の問題は、先に開かれた市議会検討会議で各派の主張がバラバラでまとまらず空中分解していた。今回、この結果を受け、4議席の議員定数削減を目指す平成会(5)と公明党(5)の改正案に対し、自民党(13)は2議席の削減を主張する改正案を及び腰の中での提出となった。
 議員定数を32人から28人に改める議案を提出した平成会(5)・公明党(5)の2会派連合は、森井秀明議員が提案者を代表し、「市民の中から、議員定数を減らすべきではないかと言う声が日増しに大きくなってきております。北海道新聞社やネット情報誌小樽ジャーナルがいろいろな形で報酬削減、定数削減について取り上げてくれている。人口の対比から考えても、市民負担軽減を含めても、議員を現状から減らすという考えに行き着くのは当然であり、現状32名から4人減を主張する」と明快に4減を提案した。
 これに対し、共産党(5)は一貫して、定数削減に猛反対の態度を変えず、依然として定数削減に応じない反対姿勢を堅持している。民主市民連合(4)の動向が注目されるが、同会派は、4減か2減かで揺れており、今後どのような態度決定をするかに関心が集まっている。
 議員提案による定数削減案が、議題となったため、市議会は「議員定数に関する特別委員会」を設置し、ここでの論議に削減数を委ねることになった。しかし、各会派とも過半数(16)を取る目算が立っていないこともあり、本定例会で議員定数削減問題が決着するかどうかは、流動的な状況となっている。

 会議日程表


 市長提案説明