市議会本会議で2会派が代表質問!

council3.jpg 開会中の小樽市議会第1回定例会は、3月6日(月)13:00に本会議を開き、平成会と民主市民連合の2会派の代表質問を行った。
 代表質問に立ったのは、平成会・大橋一弘議員と民主市民連合・武井義恵議員の2議員。質問は、財政問題や予算案をはじめ、除雪問題、介護保険料や職員不祥事などに及んだ。
 2006(平成18)年度の予算案については、山田勝麿小樽市長が赤字隠しの“均衡予算”として計上したことについては、「今回あえて収支均衡予算にしたことは、無理があるのではないか。決算では赤字になるのではないか」(大橋議員)。「今回の予算は借換債の導入で赤字回避したもので、手放しでは喜べないものとなっている」(武井議員)と、それぞれ、市の小手先の数字いじりによる“収支均衡予算”に疑問符を付けた。
 山田市長は、「平成16年・17年と財源のやりくりを行ったが、残念ながら2年連続の赤字予算編成となった。平成18年度予算編成にあたっては、赤字回避に努めたところである。平成17年決算で、5月には赤字額を繰上充用する。本18年度も引き続き赤字決算になることは止むを得ないこと」と、実質3年連続赤字の“不均衡予算”になっていることを自ら認め、「止むを得ないこと」と居直らせざるをえなかった。
 職員不祥事について、「昨年12月納税課職員の不祥事が発覚しました。近年、病院職員の患者預り金の着服、土地開発公社、経済部職員の使い込みと続発している。今回、金額は少ないが、本人の勤務及び生活態度をなぜチェック出来ず、直接市民の現金を扱う仕事につけていたのか。事件が発覚した後、彼は遊びが派手でパチンコにおいて金遣いが目立ったこと。多額の借金があり法的整理に関わっていたことが、複数の職員より知らされました。これは、上司たるもの当然気づいていたと思うが、なぜ納税という集金業務に配置したのか、人事管理が機能しないと考えるがいかがか」と質した。
 これに対し、「職員の個人的事情は、事件発覚後に判ったもので、今回の事件は極めて巧妙で発覚しなかったが、今後は、現金を扱う職員管理を徹底していく」(山田市長)と答弁した。
 市議会は、6日(月)で各会派代表質問を終わり、7日(火)は13:00から一般質問が行われる。