JR小樽駅・国の有形文化財に登録!


jrotaru1.jpg  JR小樽駅が、3月27日に国の有形文化財に登録され、4月12日告示された。
 登録されたのは、JR小樽駅本屋とプラットホーム。1934(昭和9)年に建設された当時としては斬新なデザインで、上野駅に似た鉄筋コンクリート造の建物。1994(平成6)年に小樽市登録歴史的建造物にも登録されている。
 JR小樽駅本屋は、小樽港に正面向けて建つ昭和初期のRC造駅舎で、中央にトップライト付きの吹き抜けのホールが設けられているのが特徴。傾斜地を利用したホールや地下道から2階の高さのプラットホームに抜ける構成にも特色があることで知られている。
jrotaru2.jpg プラットホームは、現在4番線ホームとなっている。幅員7.7m、長さ118m規模で、鋼製レールを用いて上屋を架けている。ホームからは階段で地下通路とつながり、山側プラットホームとの間にも荷物用の地下通路を設けている。現在、この4番線ホームは、小樽ゆかりの俳優石原裕次郎を記念した「裕次郎ホーム」としても知られている。
 70年以上にわたって生き続けている、小樽の現役のJR小樽駅舎とそのプラットホームが、旧手宮鉄道施設の国指定重要文化財に次ぐ、新たな文化財として国から認知された。

 関連記事