小樽美術館の特別展!北海道の海・山のある風景!


 北海道の豊かな自然を描いた秀作を飾る「北海道 海のある風景 山のある風景」が、6月3日(土)から、市立小樽美術館(色内1)で開かれている。芸術家たちの様々な感性で描かれた日本海やオホーツク海、大雪山や羊蹄山など北海道を代表する風景を描いた作品が展示されている。
 同展は、海と山の描かれた風景作品やそこで生活する人々をテーマとした作品が対象に展示されおり、小樽にゆかりのある中村善策や宮川魏(たかし)などの芸術家30名の50作品が並ぶ。
 同館では、「芸術家たちの鋭い感性がとらえた風景により、絵を通じて北海道各地を旅し、その魅力を再発見していただきたい」としている。
 3日(土)9:30からスタートとなった同展には、約50名が訪れた。凍るような寒さと厳しい労働を連想させる海や、心地良い安らぎを得られる穏やかな海などの作品。人を寄せつけない畏敬の山、温かく見守るような秀麗な山などの作品に目を奪われていた。
 新光町の女性(74)は、「見慣れた作家さんの作品が多くて、興味深く拝見しました。その場に住んでいる人と旅人との視点が違い、色々な作品があっておもしろいですよね」
 稲穂町の女性(59)は、「日高山脈など思い入れのある場所の作品に出会えて感動しています」と、じっくり作品を見回っていた。
 同展は、6月3日(土)から7月23日日まで(9:30~17:00)。休館日は、月曜日(7月17日を除く)と、7月18日(火)・19日(水)。観覧料:一般400(320)円、高校生・70歳以上の市内在住者200(160)円、小中学生は無料。( )は20名以上の団体料金。期間中のみ、通常料金に100円増しで美術館・文学館共通券もある。

 「北海道 海のある風景 山のある風景」