ぽっかり空いた3,000坪!ウィングベイ小樽!


outlet3.jpg 巨大ショッピングセンター・ウィングベイ小樽(築港)の札幌寄りのシーブ棟1番街4階の約3,000坪に出店していたテナントが撤退し、ぽっかり空いた3,000坪の新テナント探しもままならず一層深刻な空洞化が進んでいる。
 同棟1番街4階に出店していたのは道内最大級の「メガアウトレットおたる」で、長谷川産業株式会社(本社帯広・長谷川貫一代表取締役社長)が約1年前にオープンしていた。3,000坪のフロアーを使い、家具を中心とした格安販売で売り上げを目指していたが、売り上げが思い通りに伸びず、わずか1年での撤退となった。
 7月15日からは完全閉店セールを行っていたが、それも期待通りの売り上げが上がらず、多くの家具が取り残されており、スタッフらは後片付けに追われている。
outlet4.jpg 1番街4階のフロアーには、飲食店と写真店の2店舗もテナント出店しているが、今回のメガアウトレットおたるの撤退について飲食店では、「平日はメガアウトレットおたるからの人の流れはなかったが、土日はいくらかあった。9月の頭の土日から撤退の影響が出始めるだろう。早くテナントを入れてもらいたい。心配です」と、巨大な空きスペースに懸念を示していた。しかし写真店では、「うちは予約制の写真屋なので影響はないと思う。ビブレが無くなった時も営業してきたのでなんとかなるだろう」という声も。
 ウィングベイ小樽には、同フロアー以外にもシャッターが下りているテナント施設が多数あり、今年1月に閉館したMr.マリックの「小樽超魔術館」跡も、「まだテナントは決まっておりません」(小樽ベイシティ開発)という。ウィングベイ小樽に出店する各テナントからは、急速に進む空洞化を危惧する声が広がっている。

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