小樽発のサイトから出版!『新型インフルエンザ・クライシス』!


infu.jpg 現在、世界で拡大し危険性を増している鳥インフルエンザ(H5N1)情報を小樽から発信し続けた、外岡立人小樽市保健所長の個人サイトが、『新型インフルエンザ・クライシス』として、岩波書店から8月4日(金)に出版された。
 「鳥及び新型インフルエンザ直近情報」は、早くからこの問題に着目し危険性を呼びかけてきた、外岡立人小樽市保健所長の労作サイト。2005年からサイトを立ち上げ、鳥インフルエンザに関する世界の報道の抄訳集で、刻々と変わる情報をすばやく発信していた。
 2005年の夏頃から、政府機関、各都道府県関係者、各企業、医療関係者、一般市民や海外からもアクセスが増加、鳥インフルエンザ情報の必須サイトとなっていた。このサイトを見た岩波書店の編集者が、外岡氏に雑誌「世界」2月号に執筆を依頼し、今度は岩波ブックレットの一冊として出版された。
 岩波ブックレットNo.682 『新型インフルエンザクライシス』 外岡立人著は、A5版全63ページの小冊子だが、鳥インフルエンザについての状況や対策が述べられており、鳥フル情報を知るに欠かせない一冊となっている。小樽発のサイトが注目され、ホームページから出版に至ったもので、まさに、インターネット時代の本作りとなった。
 外岡氏は「仕事が終わってから1日5時間をかけ、海外の情報を翻訳してきた。疲れて止めようと思ったこともあるが、昨年よりも今の方がどんどん危険性が増しており、心配な状況になっている。日本のマスコミが、自主規制しているのか、ほとんど取り上げられないのが残念だ。この本で真実を知ってもらい、真の危険性を認識もらいたい」と話していた。
 「鳥及び新型インフルエンザ直近情報」には、本サイトのOTAHOO!のジャンル別「医療・健康」からアクセス出来る。

 鳥及び新型インフルエンザ直近情報HP