太洋市場の食堂「まるた」閉店!自宅店舗で新たに営業!


maruta.jpg 安くてボリューム満点で学生からの人気が高かった太洋市場の「まるた花園中央店」(花園1)は、9月25日(月)に20年間親しまれてきた店舗を閉めた。現在、10月中に新たに営業を始めるため、同市場裏にある自宅を改装している。
 「まるた」(寺林昌光店主)は、稲穂町などで肉屋として営業していたが、1985(昭和60)年に、現在の太洋市場の2階に「まるた花園中央店」を3号店としてオープンした。しかし、スーパーやデパートの進出で、市民の市場離れが目立つようになり、肉屋と併用し食堂としても営業を始めた。2000(平成12)年に稲穂店などをたたみ、現店舗の食堂一本で営業するようになった。寿司、ラーメン、定食、焼き魚、串焼きなど安くてボリューム満点の幅広いメニューで、学生や市民の食堂として栄えた。夜は商大生たちの宴会場としても繁盛した。
 しかし、旧マイカルの進出や丸井今井小樽店の撤退などの影響で客足が急減した。「家賃は下げてもらったが、今の場所は広くて、いっぱいになる時もあるけれど、入らない時は入らない。しかも、2階なので階段の電気代などの経費もかかるし、建物も古くなって、窓の隙間風などでお客さんからも苦情や、配管のトラブルもあった。そのため、現店舗は閉店とし、これからは、家族が食べていける程度に、家賃がかからない自宅を改装して営業していこうと考えた」と、現店舗の裏の自宅でこじんまりと営業することにしたという。
 同店では、「場所は変わっても、これまでの店と同じように、安さとボリュームは変えないでやっていきたい」と、改装工事を急ピッチで行っており、10月中には新たな装いでオープンすることにしている。