市内中学校に「いじめ」による自殺予告手紙!


ijime.jpg 全国各地でいじめ理由の小中生徒の自殺が相次ぐ中、小樽市の中学校にも自殺予告の手紙が届いていたことが、11月13日(月)に判明した。
 このため、市教育委員会は、14日(火)10:30から記者会見を開き、届けられた自殺予告手紙についての経過などを明らかにした。
 12日(日)の消印で市内の中学校の校長宛に郵送された差出人の名前のない、いじめによる自殺予告の手紙は、A4のコピー用紙4枚に書かれていた。
 「これは私の遺書です。私は先生たちを信じてこの手紙を書きました。私は今学校でイジメにあっています。なぐられたり、けられたり・・・暴力をふるわれています。特に言葉による暴力が私にとってとてもイヤです。最近では学校自体がこわくてしかたありません。もしこれからもイジメがつづくようであれば私は自殺します。おどしではありません。どうか十分な処分をよろしくおねがいします。私が死んだらこの手紙を公にして下さい」などと、ボールペンで書かれていた。
 特定の生徒の名前を挙げていじめを受けていると訴えていているが、利き手ではない手で書いたか、字体を崩して書いたのか、同校では筆跡が分からず差出人が特定出来ないとしている。
 名前が挙がった生徒は、過去にも生徒同士でトラブルがあったとしているが、菊教育長は、「加害者、被害者を特定するだけでなく、全部の子供を対象にして真剣に取り組んでいきたい。子供の問題ではなく、家庭でも保護者に十分理解してもらう。PTAと一緒になってこの問題を解決していきたい」
 校長は、「先生を信じて手紙を書いたとありましたので、それに応えれるように対応したい。1人1人きめ細かく対応していく」とし、14日(火)夜に緊急保護者会を開き、理解と協力を求めていくことにしている。