地場産業が支える“小樽雪あかりの路”!

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 小樽雪あかりの路で使う、ロウソク、浮き玉キャンドルや韓国人ボランティアに提供されるゴム長靴などの製品は、小樽の地場産業が支え続けている。
 今年で9回目となった小樽雪あかりの路(2/9~18)は、これまで、第2回JTB交流文化賞「最優秀賞」や第10回ふるさとイベント大賞「大賞(総務大臣表彰)」などを受賞。全国のみならず世界各地からも大勢の人が来場し、人気を博している。このイベントは、市民や外国人ボランティアとともに、小樽の多くの地場産業の力で支えられている。
yoshikawa.jpg ロウソク製造の芳川商会(緑2・芳川雅勝取締役社長)は、雪あかりの路に欠かせぬロウソクを、第1回から作り続けてきている。真冬の戸外で4時間以上維持出来るものという条件で、ロウやシンの太さなどを研究し、何回も試作を繰り返し、やっと完成させた。今年は12万本ものロウソクを製造した。
 芳川社長は、「運河論争などを経て、小樽市や市民団体が交わり、うちのロウソクで一緒に祭りを盛り上げているのは大変好ましいこと。今後は、もっと多くの民間の人たちが、家の前でロウソクに火を灯してくれれば、さらなる祭りの広がりになる」
fukagawa.jpg 運河の水面を飾る浮き玉キャンドルを制作するのは、深川硝子工芸(有幌町2・出口新一郎取締役社長)。浮き玉キャンドルは、漁業用の浮き玉として制作していた浅原硝子製造所の故・浅原陽治さんから引き継いだ。深川硝子では、工夫を重ね、ランプなどに使用する硬質硝子で、浮き玉キャンドルを約350個制作した。
 出口社長は、「これまでの浮き玉は漁業用で、火を灯すためのものではなかったためもろかった。今回は、ランプなどに使用する硝子で浮き玉を作ったので、壊れづらいと思う。壊れるまでずっと大切に使ってもらえる」
 ゴム長靴製造のミツウマ(奥沢4・生水益夫取締役社長)は、韓国ボランティアが使用する長靴を、第6回から無償で提供している。雪の上を歩き慣れていない韓国人のため、防寒性に優れ、滑りにくい長靴を厳選している。
mituuma.jpg 生産管理部・横浜克巳取締役部長は、「韓国人ボランティアの方々が、うちの長靴をはいて雪のオブジェ作りをしているところを見ると、すごく嬉しい。これからもうちのでよければ、提供し続けたい」と笑顔で話す。
 このほか、浮き玉キャンドル用の真鋳の金具を作る“西村板金工作所”や、アイディア溢れる雪のオブジェを制作する“杜の樹”、ワックスボウル製作・撤収・維持管理を手伝う“えびす屋”、会社の作業場を提供したり、浮き玉キャンドルの設置作業を手伝う“光合金製作所”など、多くの地場産業が小樽雪あかりの路を支えている。
 実行委員会では、「これまで雪あかりに協力してくれている人は、まだまだたくさんいらっしゃるので、この人もあの人もと、本当にキリがなくなってしまいます。小樽雪あかりの路イベントは、たくさんの商社の協賛・ご支援で開催してきております。本当に感謝、感謝です」と話している。
 第9回小樽雪あかりの路は、残り16日(金)・17日(土)・18日(日)でフィナーレを迎える。今年は雪不足で悩まされていたが、関係者らの温かい支援で無事開催し、市民や観光客などの来場者を存分に楽しませてくれる。
 メインの運河会場や旧手宮線会場のほか、16日(金)からは、高島小学校隣のかもめが丘公園や日本酒製造メーカーが並ぶ勝納川でもロウソクが灯される。17日(土)からは、幸町雪あかりの街と桂岡団地町会の“あかりの路会場”も開かれる。

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