3選の“山田丸”がスタート!築港に新病院建設へ!


 4月22日(日)の選挙で3期目当選を果たし、今後4年間の“小樽丸”の舵取りとなった山田勝麿市長が、5月1日(火)に初登庁し、3期目のスタートを切った。
sicho2.jpg 1日(火)9:30にメーデーに参加し、10:30に市役所に初登庁した市長は、部課長らの幹部職員を市議会議事堂に集め、「次の4年間は総仕上げをする」と、3期目就任のあいさつを行った。(あいさつはこちら)
 このあと11:30から、3期目の所信を語る記者会見を開き、今回の選挙戦の結果を踏まえ、「大変厳しい4年間になることは覚悟している。全力で4年間を頑張っていきたい」と決意を述べた。
 会見では、選挙戦で市民の関心を集め、大きな争点のひとつになった新市立病院建設問題や市の財政再建、市民生活についてなど、選挙中に配布したマニフェストを中心に、この4年間の市政運営を進める意向を示した。(マニフェストはこちら)
 今回の市長選で、2人の対立候補と意見が割れた新病院建設問題では、他候補のリニューアル論と現在地での建設は物理的に不可能とし、これまで通り築港地区での建設を推進すると明言した。
 「今回3期目となるが、選挙結果の見方は色々あろうが、病院問題がすべてとは思わないが大きな影響があった。市民に十分説明したかということでは、反省点である。いずれにしても、今回の選挙結果をこれからの市政運営に十分踏まえていく」と、病院建設に向けて市民への理解を求めるための説明を続けていくとしている。
 市の財政再建については「最優先課題」と位置づけ、180人の人員削減計画と職員給与の10%カットのほか、市長自らが前期まで行っていた給与削減を継続することを明らかにした。今期は前期の25%以上カットの額で調整する意向でいる。
sicho1.jpg さらに、市長の退職金問題については、2期8年の退職金額約3,184万円のうち、3分の2をカットし、残る3分の1の約1,061万円についてのみ、4月27日(金)に専決処分をして、受け取ったことを明らかにした。「市民サービスを何とか守りながら、財政再建を不退転の決意で進め、平成19年度は単年度黒字として累積赤字を無くしたい」と語った。
 このほか、旧丸井今井跡の店舗の再活用を、一日でも早く積極的に取り組んでいく。小樽のブランド力を活かした宿泊滞在型の観光、銭函までのスクールバス運行、町内会と行政を結ぶ支援制度の確立など、目前に迫る6月議会を前に決意を新たにしていた。
 また、行政スリム化では、「どういう組織が一番効率的で組織的にうまく回るのか、1年間かけて来年4月までに実施する。5月31日付で任期の切れる副市長(助役)人事については、現在考慮中で6月議会に提案したい」と述べた。
 3期目の初会見で、統合新築する新市立病院を築港地区に建設推進することを強調した。しかし、選挙結果では、築港地区への移転反対が過半数を超えており、今後の展開次第では、市民の強い反発も予想される。
 市は、今後1年間で基本設計を済ませ、実施設計や用地買収に入ることにしているが、国の起債の許可を得ないままでの見切り発車となっており、今後の協議で国や道がどう判断するかが、注目されることとなった。