土砂崩れの小樽定山渓線!7月上旬に通行止め解除!


 北海道小樽土木現業所は、5月22日(火)、2日に発生した道路崩落で全面通行止めとなっている道道小樽定山渓線の山側に仮道を設置し、7月上旬から交通開放すると発表した。
 同線の崩落は、朝里ダム記念館から定山渓方面に5km進んだ地点で発生した。魚留の滝から約800m定山渓側に入ったところで、延長約30m・高さ約8mで道路中央付近から道路本体が沢側に滑り落ちた。
 このため、小樽土現は、朝里ダム記念館から札幌国際スキー場までの11kmを全面通行止めとし、現地調査・検討を重ねてきた。この結果、「ボーリング調査では、山側の地滑りは止まっている」と、仮道を山側に設置し交通開放することを決めた。
 仮道は、延長約100m、幅員4mの1車線。片側交互通行で、午前07:00から午後07:00まで通行可能となる。(午後07:00から翌日午前07:00までは夜間通行止め)。地山の補強等を伴う工事で、完成までは約1ヶ月程度を予定しており、開放は7月上旬からとなる。
 同路線の片側交互通行での開放は、札幌・小樽と定山渓を結ぶ観光道路で、夏の観光シーズンに応じ、多くの観光バスなどが往来するために取られる措置。
 交通規制の全面解除は、崩落部分の復旧工事完了後となるが、国との協議で今年中に完了するかは分からないという。
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