進む“樽病”離れ!市立2病院の患者数激減!


 市立2病院の小樽病院(樽病)と第二病院の外来・入院の患者数が、この数年で激減しており、病院経営に多大な影響を及ぼしている。
 市立小樽病院(若松1)と第二病院(長橋3)の外来・入院患者数は、この2001(平成13)から2006(平成18)年度までの5年間で、減少に次ぐ減少が続いている。
 2001(平成)年度には、入院・外来合計で584,242人いた患者数が、2006(平成18)年度には376,745人と、この5年間で、なんと207,497人も減少している。ことに、2003(平成15)年度から2006(平成18)年度にかけては、急激な落ち込みを見せている。
 2004(平成16)年度44,174人減、2005(平成17)年度52,244人減、2006(平成18)年度76,741人減へと、マイナス指数が一挙に拡大している。
 小樽病院では、2004(平成16)年度41,554人減、2005(平成17)年度37,526人減、2006(平成18)年度64,436人減となっており、市民の“樽病”離れがこの数年で大幅に進んでいる。
 第二病院では、2001(平成13)年度に181,219人いた患者数が、2006(平成18)年度に143,816人と37,403人の減少となっている。
 この数年間の患者数の激減は、今年度の四半期(4月~6月)でも10,376人も減少しており、減少傾向は依然として止まっていない。
 この患者数の激減は、市立病院経営の収支に重大な影響を与えるもので、加速する患者減少で、病院自体が崩壊しかねない末期症状に入り込んでいることを、この数字がまざまざと示している。
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 市立小樽病院
 市立小樽第二病院