小樽の波音CD販売!売上げで海岸清掃


namicd.jpg 小樽海岸の波の音がCDから流れ出る。海に囲まれた小樽市は、打ち寄せる波の音に心を癒される市民も多い。この小樽の波の音をCDに収録し販売した収益の一部で、小樽の海をきれいにしようという試みが始まっている。
 小樽の海を収録し販売するのは、レコードレーベル「オタルレコーズ」を10月15日(月)に立ち上げた、小樽育ちの宮越貴大さん(29)。
 宮越さんは小樽桜町で育ち、高卒後上京し、27歳で、アーティスト支援事業やホームページ制作会社「Picture&Co.,Inc.」を設立した。小樽で大阪出身の奥さんと知り合い東京で生活していたが、小樽の良さを再認識した宮越さんは、小樽への熱き思いが止まず、今年8月、住吉神社で結婚式を挙げた。式に出席した友人たちを連れて、小樽の海に出かけたことがきっかけとなり、「10年も東京で生活していると、小樽の海が当たり前に感じられなくなり、東京で小樽の海の音を聴きたいと思った」と、20時間をかけて東小樽海岸の波音を録音した。
 「ただ自分のために録音するのではなく、小樽の海の音を販売して、その売上げで小樽の海をきれいにしたい」と、録音した小樽の波を9トラック60分27秒にまとめたCD「otaru〜nami」2,100円(税込)を1,000枚作成し、販売を開始した。
 CDは、小樽の海岸の波音とともに、汽笛を鳴らして走る電車の音や、甲高いウミネコの鳴き声など、小樽らしさを実感出来る一枚となっている。「恋する波音、オタルナミ。思わず寿司も、乱れ飛ぶ」と、東小樽の海の上を握り寿司が乱れ飛ぶジャケットがユニークで面白い。小樽市内では、政寿司や蔵群、ホテルノルドなどで販売する。
 「小樽は海と密接な関係にあり、ロマンチックな街で、恋が生まれる街だ。観光客にも小樽の思い出に持ち帰ってもらいたい。このCDの売上げで、毎月1回とはいかないが、出来る限り海岸の清掃活動を行いたい。清掃にかかる経費はすべてオタルレコーズが負担する。活動内容はブログで常に報告していく」と話している。
 オタルレコーズでは、10月20日(土)10:00から、宮越さんの家族や友人など10人ほどで東小樽海岸で、第1回のボランティア清掃活動を行うことにしている。一般市民の参加も待っている。問合せ:info@otarurecords.com
 オタルレコーズHP
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