巨額累積赤字決算などを審議!市議会決算特別委開く!


council4.jpg 小樽市議会は、10月2日(火)13:00から市役所別館第2委員会室で、平成18年度決算特別委員会(成田晃司委員長)を開いた。
 決算特別委員会には、2006(平成18)年度一般会計・特別会計・各企業会計など17件が付託されている。一般会計11億8,400万円、国民健康保険特別会計17億4,100万円、病院事業会計44億9,600万円と、各会計決算で露呈している巨額の赤字について、論議がどこまで深まるか注目される。
 2日(火)13:00から開かれた決算特別委では、救急急病対策費、病院会計、行政改革や決算の特徴と今後の財政運営などについて質疑が行われた。
 「夜間急病センターの患者数が減少し、搬送率も下がっている中で、小樽市の新病院の規模なども検討課題となる」(共産党・中島麗子委員)に対し、「平成17年に新病院の基本構想の見直しを行った。結果、一次救急は急病センターで、二次・三次は新病院で対応する。救急体制を維持するのが大事で、救急病院で担うものは担いたい」(病院事務局)
 「平成18年度の市内ジャンプ台2施設の利用状況と維持費は」(自民党・山田雅敏委員)の質問に、「潮見台シャンツェでは、2月から3月に、道新杯やうしおライオンズ杯、NHK杯など3大会があり、344人の利用者があった。簡易トイレや電気代などの維持費は、34万7,000円。望洋シャンツェでは、1月に行われた北海道高等学校スキー競技選手権大会で、408人の利用者があった。施設の利用がなければ、電気代とリフトのメンテナンス代で90万円の維持費だが、昨年度は、リフト動力ハウスの屋根が雪で押し潰されたため199万5,000円の修理費が重なったことなどから、維持費計344万1,000万円となった」(市教育委員会・生涯スポーツ課)
 「市の資産を売却し、財政再建を推進してきたが、今後、どの程度見込みがあるのか」(公明党・高橋克幸委員)に対し、「検討しているが、予定しているものはない。一定程度目的は達成した。近々の売却は難しいが、可能なものは売却したい」(財政部)と答弁した。
 決算特別委員会は、5日(金)まで開かれる。
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