雪不足の小樽雪あかりの路


temiyasen.jpg 今年で10回目を迎える「小樽雪あかりの路」(2/8~17)開催まで1ヶ月となったが、小樽市内の積雪が少なく、同実行委員会では、「いつか雪乞いしなければ」と、昨年に続く雪不足に泣いている。
 白い雪とロウソクのやさしい灯りで、冬の小樽を演出する「第10回小樽雪あかりの路」。今年の10回目は原点回帰をテーマに、小樽運河や旧手宮線のメイン会場のほか、市内各地のあかりの路会場を幻想的に彩る。スタンプラリーやボランティアブログを行うなど、新しい工夫も凝らし、多くの市民や小樽ファンなどからも注目が集まる。
 しかし、今年の市内の積雪は、1月8日(火)現在で32cmとなっており、例年の89㎝よりも57cmも少ない。昨年同時期とほぼ同じで、実行委員会では、「今の段階で進めば、今年も雪運びをしなければいけない」と嘆いている。
 昨年は、旭展望台や水族館駐車場などから、4トンや10トンの大型トラックで約180台分の大量の雪を160万円かけて搬入しており、今年もこのまま少雪が続けば、同程度の費用が余分に発生する。
 昨年は、これまでの繰越金やJTBの受賞金100万円などで賄ったが、「小樽市の経済状況のように、協賛金の収入が少ない。いつか雪乞いをしなければいけないが、まずは、小樽の企業さんに協賛をお願いしたい」(実行委)と、今年も費用の捻出に冷や汗をかくことになりそうだ。
 雪搬入作業を必要とするかは、1月下旬に行われる検討委員会で判断することになっているが、関係者は、それまでにドカ雪が来るのを神頼みにしている。
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