小樽市保健所が、新型インフルエンザ対策勉強会


DSC022162.jpg 小樽市保健所(富岡1・外岡立人所長)は、10日(木)15:30から、新型インフルエンザ対策勉強会を、同講堂で開催した。
 同所では、「新型インフルエンザ(H5N1)の人への感染が容易になってきており、また感染源が不明な事例も東南アジアや中国で増えています。ウィルス自体が容易に人へ感染しやすくなってきているのは明らかで、今後、国内でも香港型インフルエンザが流行してくると予想され、その中にH5N1インフルエンザが紛れ込み、そして一気に拡大することも否定できません」と、保健所職員や関係者を集めて勉強会を開いた。
 約40人が集まった勉強会では、外岡所長が、同インフルエンザの世界における状況や人への感染状況、今後の進展状況の想定を伝え、現実的で有効な対策について解説した。
 海外でパンデミック・ウィルスが発生すると、2ヶ月半程度で小樽市内へ拡大の可能性があり、死者数は1,200~28,000人に上ると推定されるという。このための対策として、最前線の状況を絶えず確認し、病院の警戒態勢の強化、市民への十分な情報提供、早期にワクチンの接種などを上げた。この内容は、22日(火)に日本記者クラブで講演するという。
 このほか、保健所職員による、新型インフルエンザ発生時の市内の関連機関における連携や保健所保健師の体制、保健師の役割の講演も行われた。

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