瀕死のアオウミガメが元気回復!おたる水族館 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

umigame.jpg 後頭部にひどい傷を負い、右の前肢が切断された瀕死状態で、昨年10月おたる水族館(祝津3)に保護されたアオウミガメの太郎(推定2歳)が、治療チーム「浦島」による介護で元気を回復した。


 25日(金)には、リハビリのために、これまでの倍以上の水深約40mのプールに移され、元気に片手泳ぎを始めた。
 太郎は、昨年10月15日、留萌管内の初山別村の海岸で瀕死状態で保護された。おたる水族館が受け入れ、すぐに治療が始まった。暖かい部屋(25℃)で、点滴、抗生物質注射、患部の止血と消毒など救急手当てを行った。
 翌日から、流動食の強制給餌を開始し、一週間後には、若干元気を回復したため点滴を終了し、リハビリ用プールで飼育をスタート。その後、流動食の組成を魚肉と海藻にし、排泄もみられるようになり、11月の2週目には、自分で魚切り身の餌を食べるようになった。
 真冬に入っても、手厚い介護のお蔭で、太郎は大きく成長し、甲長が3cm伸びて33cm、体重が2kg増えて6.28kgとなった。切断された右前肢と後頭部の傷口の治りも良く、25日(金)には、これまでのプールよりも25cm深い、研究室内の深さ40cmのリハビリプールに移された。
 最初は、戸惑った様子で、バチャバチャと水しぶきを上げ、プールの周りを泳いでいたが、徐々に慣れてきて、ゆったりリラックスしながら泳ぐようになった。右前肢がないため、泳ぎづらそうだが、たまに水から顔を上げ、気持ち良さそうな表情を見せる。
 チーム浦島の角川雅俊副隊長は、「冬場の治療は、25℃の水温を維持するのに大変だった。傷はまだ完治はしてないが、治りは順調だ。この水深で興奮するようだったら、水槽を変えなければいけないが、順調に行けば、もうひとつ大きな水槽に移したい。今年4月には、お客さんにも見せたい」と、太郎のリハビリに汗を流している。

 関連記事