美術館企画展 「家族を描く・暮らしを描く」始まる


DSC005292.JPG 市立小樽美術館(色内1)の企画展 「家族を描く・暮らしを描く」が、26日(土)から始まった。
 人物表現を中心としたこの企画展は、実際の画家の生活を母体とした作品を紹介する。
 子供の絵で有名な田中針水の記念コーナーをはじめ、21人の画家が、父母や兄弟、妻、子供たちなど身近な家族を描いた作品52点を展示している。日本画や油絵などで描かれた作品には、日常生活をともにした家族への温かい心情が溢れており、心癒されるものとなっている。
 港や工場、田畑で額に汗を流す姿、自宅でくつろぐ何気ない姿など、人々の生活風景を描いた作品も並べられ、懐かしい感じが捉えられる。作者の現実の暮らしを反映しており、「展示作品は生き生きとした説得力をもって語りかけてくる」(学芸員)。
 作品それぞれにあるエピソードの解説のほか、画家の娘や息子、孫たちからの想い出の文章も一緒に飾られている。画家が持つ親の姿を垣間見ることが出来る。
DSC006332.JPG 同企画展は、1月26日(土)から5月18日(日)まで。休館日は月曜日。入館料は一般300円、市内在住70歳以上・高校生150円、中学生以下無料。
 また、同館1階の中村善策記念ホールでは、常設展「中村善策名品選1950~1970年」も開かれている。50~70年代は、日展文部大臣賞、芸術院賞を受賞した円熟期にあたり、中村善策独自の風景画が確立した時代となっている。代表作と呼ばれる名品を展示している。

■ 家族を描く ■
田中針水記念コーナー

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■ くらしを描く ■

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