学生が小樽の魅力を発信、情報誌「温もりの小樽」発行


freepaper.jpg 学生による小樽の魅力発信紙「温もりのおたる」が、このほど完成し、市内商店街や観光案内所などに配布されている。
 「温もりのおたる」を発行したのは、北海道工業大学(札幌)の学生グループ「小樽市活性化プロジェクト」。盛合将矢代表(22)が、昨年、同大の学生活動支援「夢プロジェクト」に申請してグループを発足させ、小樽出身者を中心に活動している。
 当初は、小樽市内の商店街などのホームページ制作を行っていたが、「パソコンやインターネットが出来ないお年寄りや、小樽の学生にもっと小樽の魅力を知ってもらいたい」とフリーペーパーを作ることを決めた。
 グループ内で様々なアイディアを出し合い、小樽や札幌のフリーペーパーを参考にして、どんな内容にするかを検討。知人の紹介などで、面白い店を取材することにした。
 初めての取材活動の中で、「最初は何を聞いていいか、どんなことを聞いたら面白いのかが分からず難しかった」 と話す。目標の7店舗を取材し終えると、「どこを突っ込んで取材すれば面白いものになるかが、ようやく分かってきた」 と成長を実感したという。
 学校からの予算は17万円で、ほとんどをホームページ制作のために充ててしまった。いざ印刷しようとしたときには、約4万円しか残っておらず、印刷代の捻出に悩んだ。このため学校のプリンターで印刷し、一冊一冊ホッチキスでまとめて、100部を完成させた。
 「温もりのおたる」は、A5版16ページ。全体的に温もりをイメージした淡いオレンジ色で仕上げられている。レストランやカフェ、玩具屋など7店舗の主人がどんな人か、小樽のどこに魅力を感じているかを掲載し、それぞれの店が持つ温もりが一目で分かるように工夫されている。小樽都通り商店街や運河プラザで手に入る。問合せ:i_wash_otaru@yahoo.co.jp