落雪事故の男性を救助!近隣住民を表彰


rakusetu.jpg 2月1日(金)に市内天神2で発生した落雪事故で、生き埋めになった76歳男性を救助した近隣住民6名に対し、8日(金)11:00、市消防本部(仲谷正人消防長)が表彰した。
 落雪事故は、76歳男性が自宅屋根の雪下ろしを行っていた時に発生し、男性は、約1m程度の雪山に生き埋めになった。男性の妻から、近所の柴野和雄さん(61)宅に連絡が入り、すぐに救助に向った。柴野さんの妻・フミ子さん(62)は、119番通報や他の近所宅に救助を求めた。
 駆けつけた男性5名は、スコップで雪山を掘り起こし、必死に救助作業に当たった。柴野さんは、「慌てていたから正確な時間は分からないが、多分10~15分くらいで見つけた」という。男性は意識を失っていたが、救助者たちのスコップが背中に当たったため、意識を取り戻した。
 8日(金)の表彰式で、仲谷消防長は、「生き埋めになった男性は、低温の状態になっていたので、あと少し救助が遅ければ大変な状態になっていた。皆さんの協力のおかげ。救助隊が駆けつけた時には、すでに男性は救助されていたので本当に良かった」 と感謝していた。
 また、「今後暖気に入ると、民家の落雪事故が、多発する可能性がある」として、市民に注意を呼びかけていた。市消防本部によると、今シーズンの落雪事故は2件で、いずれも軽症だという。