市内バス運賃210円に!中央バスが9年ぶり値上げ


busneage.jpg 北海道中央バス(色内1・平尾一彌社長)は、5月1日(木)から、市内バス運賃を現行の200円(子供100円)から5%アップの210円(110円)に、9年ぶりに値上げすることを、3月25日(火)に明らかにした。
 バス運賃の改定は、市内全28路線64系統が対象。1999(平成11)5月に190円から200円に値上げした。2007(平成19)年4月、全道での運賃改定時に市内運賃改定の認可を受けていたが、据置きとしていた。
 しかし、小樽市の人口が、1999(平成11)年当時に15万人だったが、2007(平成19)年には14万人に減少。高齢化率も28.8%にアップし、通学生は5,600人から4,000人へと減少した。このため、1999(平成11)年度は、約1,500万人の利用者で約22億円の売上げだったが、2006(平成18)年度には、約1,100万人の約18億円に減少した。また、最近では、原油価格が急騰し、燃料費が5,000万円も上昇した。
 「燃料節約施策などの企業努力をもってしても吸収することの出来ない大きな負担増となっており、これ以上のコスト削減は限界。小樽市内線も赤字化が免れない深刻な状況となっている」(金子和夫運輸部長) と、市内運賃を5%値上げ210円(110円)とし、約3,000万円の増収を見込むことにした。
 5月1日からのバス運賃の値上げは市内路線だけで、市外へ向う高速バスなどの運賃の値上げはないが、小樽市内で乗降する場合は210円となる。
 北海道中央バス
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