フェリーに乗船警備 GW・サミットテロ対策 


gwkunren1.jpg 26(土)からスタートするゴールデンウィーク(GW)と北海道洞爺湖サミットのテロ対策として、小樽海上保安部(港町5・山口晴久部長)は、小樽~新潟・舞鶴間を結ぶカーフェリーに海上保安官・警乗隊を乗船させ、船内の巡回警戒を始めた。
 同部は、25日(金)9:20から、新潟へ向かうフェリー「ゆうかり」で、「海上保安官警乗隊の乗船と出動式」を実施した。警乗警備隊・船内検索隊・施設検索隊などの30名が参加し、船内客室やトラックなどを入念にチェックした。
 出動式では、山口部長が、「明日からゴールデンウィークを迎えるが、警乗隊にあっては、全力を尽くして、乗客の安全・安心を確保するための努力することを期待します」 と激励。
gwkunren2.jpg 警乗隊や船内検索隊は、船尾の車両用入口から進入。爆弾などの不審物がないか、車両と車両の隙間や底部、客室のベッドやクローゼットなど、船内を巡回。入口では、防弾チョッキとヘルメットの防具をつけた2名の警備隊員が、乗船する客に不審な動きがないか、チェックしていた。「ゆうかり」は、約120名を乗せて、10:30に新潟に向けて出港した。
 海上保安官警乗隊の乗船は、毎年ゴールデンウィーク期間中に実施しているが、今年は、洞爺湖サミットが終了するまで継続することにしている。