運がいい貯金箱 「銭函運河」 誕生

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zenibako1.jpg 約110年前、わずか8年だけ銭函(ぜにばこ)と札幌を結んだ「幻の銭函運河」にちなんだ貯金箱「銭函運河」が話題となっている。
 「銭函運河」は、フジイ建具の藤井伸郎職人(小樽職人の会)が製作。長年培った匠の技で、船箪笥のカラクリ・ロックを仕込んで完成させた。10cm×18cm×8cm×の小さなものだが、釘を使わないで木材を組んで作った。100円玉で2万円は貯まる。
 これは、「小樽職人の会アンテナショップ」旗イトウ(堺町)の伊藤一郎社長が、「小樽にちなんだ歴史的なもので、お土産を作りたい」 と提案し、実現した。
 銭函運河は、1897(明治30)年、3年の工期をかけて建設された。銭函から石狩の花畔(ばんなぐろ)までの延長14,500メートル、底幅3.6メートルだった。当時は、手宮鉄道が開通されていたが手宮・札幌間の運賃は高く、馬車で荷物を運ぶにしても時間がかかることから、船で荷物を運搬するために運河が造られたという。
zenibako2.jpg 伊藤社長は、「開拓使たちが自分たちの荷物や食料を運ぶために造った運河、これにちなんで貯金箱を作ったのは、ただの銭の箱ではなく、“運がある”と思ったから。浪漫があるじゃない」 とニッコリ。
 「銭函運河」は、1,800円(税込)。「小樽職人の会アンテナショップ」旗イトウ(堺町)で販売している。問合せ:0134-27-2611
 おたる坂まち散歩
 石狩ファイル/花畔・銭函間運河