市議会・各常任委員会 陳情者が初の趣旨説明


 開会中の小樽市議会第2回定例会は、6月24日(火)13:00、各常任委員会を開いた。
yotoku2.jpg 総務・厚生・建設の3常任委員会では、先の小樽市議会活性化検討会議で決まった「陳情者からの趣旨説明の聴取」が実施された。これは、同会議で、「平成20年第2回定例会から、陳情提出者より趣旨説明の希望があった場合は、所定の手続きを経て実施する」 と決定したことに応じて、今回初めて行われた。
 陳情者たちは、各委員会の冒頭に5分間(1人)趣旨説明を行った。各議員たちに、「小樽市室内水泳プールの早期建設」や「生活保護の『母子加算』廃止反対する国への意見書提出」を訴えた。
 今定例会に新たに提出された陳情は4件で、24日(火)は、趣旨説明を希望しなかった1件を除く、3件についての趣旨説明が行われた。このほか、これまで継続審査となっていた陳情の採択を求めて、6団体の代表者も趣旨説明を行った。
 総務常任委員会(前田清貴委員長)では、「小樽市職員定数条例の一部を改正する条例案」など市長提案の議案5件が、全会一致と賛成多数で原案通り可決。共産党提案の「非核港湾条例案」は否決となった。「新『小樽市室内水泳プール』の早期建設方について」、「小樽市において柏原発3号機でのプルサーマル計画の説明会の開催要請方について」、「米艦の入港に当たり、港湾管理者の権限を尊重し、市民不安の解消を図る意見提出方について」などの陳情は継続審査となった。
 経済常任委員会(大橋一弘委員長)では、継続審査中の案件「所管事項の調査(経済の活性化について)」が、全会一致で継続審査とされた。
 建設常任委員会(斉藤陽一良委員長)では、「市道潮栄線の一部ロードヒーティング敷設方について」、「市道桜18号線の道路敷地を最大現活用した幅員整備方について」など3件の陳情が継続審査となった。
 厚生常任委員会(北野義紀委員長)では、市長提案の小樽市こども発達支援センター条例と保健所使用条例の一部を改正する条例案2件が全会一致で可決。「障害者自立支援法の施行に伴う施策の実施方について」、「生活保護の『母子加算』廃止に反対する国への意見書提出方について」、「生活保護基準の引下げ反対要請方について」の陳情3件が、共・民・平の3会派の賛成で採択された。このほかの陳情6件は継続審査となった。
 25日(水)は、学校適正配置等調査特別委員会が行われる。
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