市営球場クラブハウス改装は市民の手で


clubhouse2.jpg 市の財政難で管理人が廃止されて物置となってしまっている市営桜ヶ丘球場(花園5)のクラブハウスを、市民が自ら資金や部品を集めて、休憩室に改装しようとしている。
 桜ヶ丘球場のクラブハウスは、1975(昭和50年)に、市が約1,200万円かけて建設した。鉄骨2階建の207.36平米。2003(平成15)年度までは、クラブハウスに管理人を常駐させて、月1万円を支払っていた。しかし、市の財政難の煽りを受け、2004(平成16)年度からは、わずか月1万円の費用を節約するため、管理人の常駐を廃止した。
 この球場やクラブハウスを使用する小樽野球協会後援会によると、「管理人がいなくなってからオンボロの折れたバットやグローブが積まれ、洗面所やシャワー室も汚い。クラブハウスが物置状態になっている今、雨が降ってしまったら、選手達はベンチに入れば良いが、家族や応援の人たちは濡れてしまう。clubhouse1.jpg次の試合を待っているチームは、車で弁当を食べたりしている。綺麗になれば、クラブハウスの中で、お茶を飲んだり、休んだり出来る。なんとか、応援に来た人や家族たちのために休憩室を作ってあげたい」 (安達英明後援会長) と、財政難の市に頼らず、市民自ら資金を集めて改装工事を行うことにしている。
 同後援会では、約20万円の工事費と、家で不要になった机やイスなどの無償提供を、市民に求めている。「8月上旬の日韓野球少年団の交流試合や、8月中旬の小樽リトルシニア10周年記念試合までには改装したい」と、多くの人の協力を呼びかけている。
 問合せ:0134-24-0550 小樽野球協会後援会(安達英明後援会長)