迫力の海上総合訓練 海上保安制度創設60周年 

itikansogo.jpg 海上保安制度創設60周年を記念した第一管区海上保安本部の総合訓練が、8月9日(土)、絶好の快晴の下、小樽港沖合海域で行われた。巡視船艇や航空機などが参加して、迫力の訓練を繰り広げた。



 この訓練の見学には、一般公募した市民など1,112名が集まった。視閲船「つがる」には、夏休み中の子供を連れた家族や若いカップル、高齢者などの幅広い年齢層が乗船し、訓練の様子を見守った。
 9日(土)13:30、小樽港第3ふ頭を出発し、小樽港沖合海域で、船体訓練、テロ対応訓練、海難救助訓練、密輸容疑船捕捉訓練の4つの総合訓練が展開された。
 テロ対応訓練や密輸容疑船捕捉訓練では、海上で銃撃戦が繰り広げられた。パンパンと乾いた銃声音や警戒音の大きな爆音が響き、つがるに乗船した子供たちから、「きゃ、怖い」、「おおすごい」 と歓声が広がった。
 海難救助訓練では、「海中に1人転落した」との118番通報を受けてから、直ちにヘリコプターを出動させ、隊員がロープで急降下、素早く人命を救助。日々の訓練の成果を1,112名に披露した。
 最後に、訓練に参加した巡視船艇やヘリコプターのフェアウェル(見送り)が行われ、「つがる」を横切る中、隊員たちがタコの被り物や「変なおじさん」のダンスを披露して、観客たちの笑いを誘っていた。
 小樽花園町の柴野耕輔くん(6)と初音ちゃん(8)は、「銃撃戦の訓練が格好良かった」、「楽しかった。昨年は、抽選で外れたので、今回当たって嬉しかった。来て良かった」 と喜んでいた。