大トリの祝津花火大会 夜空に舞う1,800発 

 小樽の花火大会の最後を飾る「第4回おたる祝津花火大会」(青塚忍実行委員長主催)が、9月6日(土)、おたる水族館第1駐車場で行われた。
 今年は、祝津地区の活性化を目指す「たなげ会」主催の「祝津展望所ネーミング募集」の表彰式が、17:00から会場ステージで行われた。
 選ばれたのは、札幌の金子久子さん(62)の「祝津パノラマ展望台」。市内・全国から寄せられた218通の中から選ばれた。ステージ上では、金子さんが、鈴木忠昭会長からガラスの表彰状を受け取り、「小樽は大好きな街。役に立てて嬉しいし、名前が残って大変光栄」と喜びを語った。
 この後、小樽太鼓衆「鼓響」の迫力の打演でステージイベントが始まり、オールディーズバンドなどの演奏が会場を盛り上げた。19:20、ライトアップされた鰊御殿を背景に、祝津の夜空に大輪の華が咲いた。
 4年目を迎える小樽の夏の大トリの花火大会。今年は過去最高の1,800発が打ち上げられた。大漁祈願や企業協賛、結婚・誕生の祝い事、故人を偲ぶ追悼花火など思いを込めた1,800発が、祝津の夜空に次々に舞い上がった。
 会場を埋めた市民や観光客たちからは、迫力あるスターマインや大玉花火に拍手と歓声が送られていた。追悼の悲しみの華や潮騒の華、初孫の誕生を祝う花火など、大輪の華が祝津の夜空を焦がした。
 祝津花火大会の終了とともに、小樽の街は一足飛びに紅葉の秋に向かうことになる。
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