平和願う「小林豊原画展」 読み聞かせ団体主催


ehon.jpg 小樽市内で読み聞かせ教室を開いている団体が集まり、9月23日(火)~25日(木)、市立小樽図書館(花園5)で「小林豊原画展」を開催する。
 小林豊さんは、東京深川生まれの日本画家。1970~80年代に中東・アジアを訪れ、「なぜ戦争は終わらないのか」、「せかいいち うつくしい ぼくの村」などの絵本を描いている。
 このほど、色内や桜小などで活動する読み聞かせボランティア団体がネットワークを作り、「小樽市は、文学に関して歴史と伝統がありますが、子供の読書活動が盛んであるとは言えないと思います。子供たちが読書に触れるきっかけ作りになれば」と、市立小樽図書館で原画展、色内小学校(稲穂5)で講演会・サイン会を開くことにした。
 原画展では、小林豊さんの「せかいいち うつくしい ぼくの村」の原画40点を展示する。これは、「美しい自然がいっぱいの国アフガニスタンが、内戦によって破壊されていく。一日も早く内戦が終わり、平和が訪れて欲しい」との思いで描かれた作品。日本画の美しいタッチが戦争の悲惨さをより際立たせるものとなっている。
 「小林豊原画展」は、9月23日(火)から25日(木)、市立小樽図書館。講演会・サイン会は、27日(土)10:00~16:00、市立色内小学校。入場無料。問合せ:080-1877‐8026 中川めぐみ代表