付託案件を可決 予算及び基本構想特別委員会


 9月19日(金)から4日間の日程で開かれていた小樽市議会第3回定例会「予算及び基本構想特別委員会」(斉藤陽一良委員長)は、最終日の25日(木)、平成20年度一般会計予算や特別会計予算、基本構想についての付託案件10件を、賛成多数3件・全会派一致7件で可決した。
 最終日の特別委員会では、再任用制度や公立病院改革プランの実施状況、駅前再開発ビル、OBC問題、財政問題などについて質疑が行われた。
 平成会の大橋一弘議員は、病院改革プランの実施状況について、「再編ネットワーク化協議会の協議内容がHPにアップされているが、要約されたものしか載っておらず、各委員の発言の内容や会議の内容を知ることが出来ない。議事録を閲覧するとか、録音テープを聴くことをしないと分からないという市民の声があるが」と質した。小樽病院事務局は、「協議会の中で、各病院の経営内容に関わる話が出てくるので、傍聴や概要の公開は差し支えることがある」と答えた。
 また、「再編ネットワーク化の素案に対するパブリックコメントをするというが、本会議では、市民への説明をしないで行うと答弁されたが、積極的な情報の開示とはずれると思うが」と質問。「市の重要な案件であり、市民の代表である議員の皆さんには説明する。説明会を開いて市民に説明するものではない」と答弁した。
 可決した案件は、以下のとおり。
 平成20年度小樽市一般会計補正予算 (賛成多数・共産否決)
 平成20年度小樽市水産物卸売市場事業特別会計補正予算
 平成20年度小樽市国民健康保険事業特別会計補正予算 (賛成多数・共産否決)
 平成20年度小樽市住宅事業特別会計補正予算
 平成20年度小樽市介護保険事業特別会計補正予算
 平成20年度小樽市産業廃棄物処分事業特別会計補正予算
 平成20年度小樽市病院事業会計補正予算
 小樽市国民健康保険条例の一部を改正する条例案
 小樽市営住宅条例の一部を改正する条例案
 小樽市基本構想について (賛成多数・共産否決)
 26日(金)は、総務・経済・厚生・建設の各常任委員会が開かれる。
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