憧れのハワイ航路へ!水産高 マグロ延縄実習 

 「元気に帰ってこいよ」、「頑張れよ」。甲高い船の汽笛とともに、見送りの声が小樽港に響き渡った。
 小樽水産高校(若竹町9・谷口潤一郎校長)の実習生27名を乗せた「若竹丸」(666トン・村田雄一船長、乗組員27人)が、ハワイ・ホノルルを目指して、10月31日(金)14:00、小樽港・第2号ふ頭を出港した。
 若竹丸には、本科海洋漁業科第2学年漁業コース21名と、専攻科漁業科第1学年6名の計27名が乗船。
 第2号ふ頭に停泊する若竹丸の前では、31日(金)13:30から出港壮行式が行われた。谷口校長は、「49日間の実習を終えて、一回り大きく成長した姿を見せて下さい」と激励。実習生の田村滉くんは、「いままで体験したことを活かし、一回り成長して帰ってきます」と元気良く宣誓。
 出港時には、実習生と全校生徒419人が、赤や緑色の紙テープが切れるまで別れを惜しんだ。実習生たちは、「行ってきます」、「頑張ってくるわ」と挨拶。若竹丸は、長笛を響かせて港外へ姿を消した。
 実習生たちは、マーシャル諸島海域でマグロ延縄実習を行いながら、11月26日(水)にハワイ・ホノルル港に入港。現地の高校生と国際交流を行い、29日(土)に出港し、12月16日(火)に帰港する。
 このほか、11月5日(水)には、本科海洋漁業科第2学年12名と専攻科情報通信科第1学年5名を乗せた実習船「北鳳丸」(664トン・吉野威船長)が、潜水実習のため、沖縄那覇港に向かう。実習は、18日間となっている
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