小樽の民謡選手に、内閣総理大臣賞

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minyo3.jpg 10月に両国国技館で行われた「平成20年度民謡民舞全国大会」(財団法人日本民謡協会主催)に、北海道代表として出場した小樽の日和かつ子さん(60)が、内閣総理大臣賞を受賞し、全国一位の称号を手にした。
 日和かつ子さんは、両親の民謡を耳にしながら育ち、22歳の時に民謡を本格的に学び始めた。友人に誘われたことがきっかけとなった。
 週一回花園の会館に通い、北海道選手のテープを録音して、真似しては修正を繰り返して独学した。「人前で声を出すのが嫌いだったが、毎週誘われるようになり、自分で勉強するようになった」。
minyo2.jpg 同会館で民謡を練習する人は、高齢者が多かった。しかし、一人の若い男性が民謡を歌っており、だんだんと惹かれ、会館に訪れる理由にもなった。その後、1年半の交際を経て結婚。夫・勲さん(65)は尺八吹きとなり、妻をサポートし、各地の大会で好成績を収めるようになった。
 13年前には、北海道民謡・江差追分・全国民謡の3タイトルを制覇。道内で4人目の快挙を成し遂げた。その後、10年間、大会に出場しなかったが、次男・義貴さんが、日本民謡協会に入会したことを機に、3年前にかつ子さんも入会し、数々の大会に出場するようになった。
minyo1.jpg 今年4月末に函館で行われた北海道大会に出場し、見事、総合優勝し、北海道の民謡選手代表として全国大会の内閣総理大臣賞争奪戦に参加する権利を得た。10月16日から19日まで両国国技館で行われた全国大会には、全国から約680人が参加。都道府県大会での総合優勝者が出場する内閣総理大臣争奪戦には、65人が出場した。当日、夫の尺八と次男のはやしと一家協力して「南茅部鱈釣り口説」を披露し、見事、内閣総理大臣賞に輝いた。
 「内閣総理大臣賞というすごい賞に縁のあるものとは思ってなかった。しかし、他の選手よりも、家族の協力があった分まさって、受賞できたのかもしれない」と喜んでいる。
 かつ子さんは、この受賞を機に現役を退き、次男にバトンを渡すことにしている。(会場の写真提供:鈴木照義氏)。
 
 内閣総理大臣賞争奪戦(民謡) 
 財団法人日本民謡協会