「わたしの好きな小樽」 写真コンテスト表彰式


sukinaotaru.jpg JR小樽駅(井上和久駅長)が、今年9月から10月までの2ヶ月間、「わたしの好きな小樽」をテーマに募集した写真コンテストの入賞者が、このほど発表された。12月6日(土)、同駅ステーションギャラリーで表彰式が行われた。
この「わたしの好きな小樽」写真コンテストは、「観光名所の小樽運河は、小樽の一角。本当の小樽の魅力はどこか」をテーマに行った。今回初企画だったが、市内外96名から206点の作品の応募が寄せられた。南樽市場やオタモイ海岸、手宮公園など小樽を感じさせる写真の数々が集まった。
見事、最高賞の「わたしの好きな小樽」賞に選ばれたのは、札幌の山岸良子さんの作品。みんなの台所と題し、南樽市場の従業員と客がほのぼのと対話している様子を撮った一枚。表彰式で賞状と記念品を受け取った山岸さんは、「小樽が好きで良く友達と訪れていて、南樽市場の人に撮らして下さいと言って撮影した。すぐに撮ると意識してしまうので、すこし女性の従業員の方の接客の様子を見て、ちょうどこの写真が撮れた。受賞出来てびっくりしている」と喜んでいた。
審査員長の本郷正利・北海道写真協会会長は、「小樽の観光のスローガンは、人情の町という。最高賞の写真は、市場の従業員とお客さんが、和気藹々と話している様子が写されており、人情が溢れ伝わってくる。地味だが、小樽の魅力のひとつがちゃんと表現出来ている」と高評した。
また、ほかの入賞作品に対しては、「小樽は、小樽運河の印象が強いが、今回応募された作品の場所が、手宮公園やオタモイ海岸、天狗山などさまざまで、小樽のふところが深いと改めて感じている」と講評していた。
井上駅長は、「初めての企画だけれど、96名206点もの応募があり、本当にうれしい。小樽駅の使命は、小樽に来てもらうことなので、参考にさせて頂きたい」と話していた。
特別賞・入選作品など計49点は、JR小樽駅の裕次郎ホームにある「小樽ステーションギャラリー」で、来年3月25日(水)まで展示されている。