太平洋諸国から水産高を訪問 JICA研修プログラム


jaica.jpg フィジーやマーシャル諸島、ミクロネシアなど太平洋の島国の職業訓練指導者が、9日(火)、小樽水産高校(若竹町9・谷口潤一郎校長)を訪問し、学生たちが取り組む無線通信やモールス信号などの授業を見学した。
 これは、JICA(国際協力機構)の青年研修で、フィジーやバヌアツ、サモア、トンガなど6各国17名が参加している。11月末から12月17日までの約20日間、道内各地を巡り、小中高の教育プログラムを学び、母国の教育に活かす。
 水産高では、各科の説明のほか、ボランティア活動やスキー授業、修学旅行など学校のプログラムを説明。参加者から、「海に出て船酔いする生徒は」、「乗るたびに船酔いする生徒は辞めるのか」などの質問が飛び交った。
 この後、専攻科の通信授業を見学。学生たちは、乗船実習中の若竹丸と通信を行い、「小樽の天気は晴れです。何かメッセージは」などと会話していた。
 フィジーのエドウィン・レオンさん(34)は、「素晴らしい授業だ。勉強になる」と熱心に説明を受けていた。参加者たちは、帰国後、道内で受けた研修を母国の教育に活かすことにしている。