市民演劇集団 「ヲタル座」で通し稽古


keiko.jpg 市民劇「赤い運河-神様のいない祭り-」の7月公演を目指す演劇集団テアトロ浅草橋(米本幸順代表)は、公演まで4ヶ月となり、貸しホールを使っての通し稽古に入っている。
 同劇団は、2月27日(金)16:00~21:00、ウイングベイ小樽の5番街3階の旧よしもと劇場をリニューアルした貸しホール「ヲタル座」で、台本を手に立ち稽古を行った。
 市民劇「赤い運河」は、1970~80年代、小樽運河全面保存に燃えた男の物語。「主人公と友人がお互いの生き様をかけ、信念を貫きながら共に小樽運河保存に賭けた友情を軸に、この運動に関わった多くの市民の思い、主人公の家族の葛藤が織り成すドラマ」となっている。
 16:00~19:00は、大勢で読み方を工夫する「群読」に挑戦する小中高大人11人の読み合わせ。19:00~21:00は、主人公の藤村茂夫をはじめ、その妻・光子や友人・裕二など役者21人が参加しての通し稽古となった。
 群読の練習では、会場いっぱいに立体的に声を届けるための発声練習を実施。「あ、え、い、え、お、あ、う」などとホール全体に声を響かせた。
 この後、群読担当の子供や大人たちは、1幕・2幕・3幕とパートに分かれて、それぞれが、小樽の歴史や運河論争について説明する部分を練習。1幕の冒頭は、小中学生5人による小樽の歴史の紹介で、子供たちは、「私たちのふるさと小樽、小樽が歴史上に登場するのは今から300年以上も前」と、元気良い声を広げた。
 通し稽古では、役者たちが、それぞれの立ち位置なども確認しながら、運河保存会発足から、主人公が初代事務局長の座を降りるまでの1幕を演じた。
 同劇団は、7月の公演の成功を目指し、役者や演出など、それぞれがアイディアを出し合いながら稽古に励んでいく。
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