「大量退職見据え」 幹部職員を育成 市役所’09人事異動

昇任した部長 (医師2名を除く)

鈴木 勇三 総務部参事

中村 浩 医療保険部長

竹田 文隆 建設部長

会田 泰規 消防長

原田 悦子 小樽病院看護部長

村田 悦子 第二病院看護部長

 小樽市役所(山田勝麿市長)は、3月25日(水)、2009(平成21)年度4月1日付の部長・次長・課長など幹部職員の人事異動を発表した。
4月1日付の人事異動は、部長職13人(昨年度14人)、次長職18人(同13人)、課長職56人(同47人)の計87人(同74人)となった。このうち、部長職8人、次長職14人、課長職14人が昇任した。
山田厚副市長は、「来年度から団塊世代の大量退職があるので、今年の人事異動をどう考えるかが問題だった。私が次長職の頃は、50歳くらいで次長になっていたが、今は、上がつまっていて、54歳で新任になるということが多い。今年は、大量退職を意識し、将来を見据え、部長になるかは分からないが、51、52歳くらいの課長を次長に昇任させた。市長からは、単年度だけを見るのではなく、3年先を見て考えるようにと言われた。しかし、13人の次長職が退職する年があり、それを考えるとまだ決定的に足りない」と、幹部職員の育成を意識した人事異動としている。関連記事
新年度の人事異動とともに、総務部では、石狩湾新港担当の副参事を廃止し、石狩湾新港・国勢調査担当の参事を新設。防災関係の業務充実のために副参事を新設するなどした。
市立小樽病院と第二病院は、地方公営企業法の全部適用となり、病院局として新しくスタートするため、病院事業管理者(病院局長)に並木昭義・札幌医科大学麻酔学講座教授を任命。市立病院新築準備室を廃止し、業務を病院局に引き継ぐことにした。小樽病院の副院長を2名から4名へ、第二病院の副院長を1名から2名に増員。両病院の企画・経営を統括する経営管理部を新設、看護部に部長職を置き、医療技術部を新設するなどした。事務局は事務室となる。
昨年9月から不在となっていた小樽市保健所長には、北海道大学医学部卒で、1995(平成7)年から保健所勤務している秋野恵美子主幹(57)が昇任となった。 関連記事
人事異動リスト(PDF)