「今 別れの時 飛び立とう 未来信じて・・・」(旅立ちの日に)
卒業シーズンも終盤となり、小樽市内の27小学校で、3月18日(水)から20日(金)にかけ、一斉に卒業式が開かれる。約1,000人の6年生たちが、中学生へと新たな一歩を踏み出す。
18日(水)は、桜小学校(桜町1・岡田雅彦校長)と長橋小学校(長橋4・向井義典校長)の2校が、10:00から式を行った。
桜小学校の卒業式は、93人の卒業生と在校生・父母約300人が、向かい合うようにコの字型に並んで行われた。
関係者たちが見守る中、真新しい中学校の制服や洋服などを着た卒業生たちは、岡田校長から「おめでとう」と一人一人卒業証書を受け取った。
卒業証書を手渡した岡田校長は、「93名の卒業生の皆さん、卒業おめでとう。嬉しさ、喜び、それとも、懐かしく、寂しい気持ちでしょうか。中学校生活では、たくさんの友達と過ごした日々を忘れず、自分や友達を大切にして可能性を最大限活かして下さい。ベストを尽くして下さい」とエールを送った。
在校生たちは、「6年生と遊んだゲームが楽しかった」、「ドッジボール大会が思い出に残る」、「これまでの経験を活かして頑張って下さい」、「中学校では、どんな困難にもめげずに進んで、勉強や部活を頑張って下さい」、「たくさんの思い出をありがとう」と別れの挨拶をした。
卒業生たちは、「6年生になると、責任が増えて大変だった」、「運動会や修学旅行、一つ一つ大切な思い出」、「6年間でこんなに大きくなりました」、「今まで本当にありがとうございました」と、在校生や父母、担当教諭などに感謝の言葉を述べた。最後に、卒業式定番の「旅立ちの日に」を体育館いっぱいに響かせた。会場に集まった父母たちの中には、目に涙を浮かべる人の姿も多かった。
市内では、20日(金)までに全27小学校で卒業式を迎え、約1,000人の子供たちが中学生へと歩み始める。