小樽から「日本横断徒歩植樹の旅」 忍路の中渓さん一行


syokuju1.jpg 市内忍路在住の中渓宏一さん(37)と仲間5人が、3月20日(金)12:00、小樽から「日本横断徒歩植樹の旅」に出発した。
 神奈川県出身の中渓さんは、会社員を辞めて放浪の旅に出た際、”地球を歩いて木を植える男”ポール・コールマン氏と出会い、植樹活動を始めた。愛妻の実家が小樽という縁があり、2007(平成19)年から忍路に住んでいる。
 今回、国際平和デーの9月21日に沖縄で開かれるイベント”セレブレイション・アース”の一環として、小樽から沖縄までの約2,500kmを、半年かけて苗木を植えながら歩いていく。植樹する苗木は、ミズナラやアカシアなど。目標は500本。
 関係者や植林事業を行う”北海道”千年の森プロジェクト(中村全博理事長)の会員たちが、日本横断徒歩植樹の旅に出る中渓さんらを見送るためにスタート地点の長橋小学校に集まった。
syokuju2.jpg 中渓さんは、「3ヶ月や4ヶ月は歩いたことはあるが、半年は初めて。それに今回は、1歳の息子を連れて行くので、無理をせずに木を植えていく。小学校などで植樹を行うことにしているが、行く先々の子供たちと一緒に植樹をして仲良くなりたいと思っている。木は現地調達することも考えているが、すでに知人やサポーター企業さんからもらった木500本を目的地に郵送しているので、最低でも500本は植えたいと思っている。この小樽の地からスタートし、木を一本一本植えながら沖縄まで向かい、平和宣言をしたい」と抱負を語った。
 一行は、スタート地点の長橋小学校で、苗木を10本植え、関係者たちから「頑張ってね」、「連絡してね」、「体には気をつけてね」などと見送られながら、同校を後にした。ちょうど強いみぞれ混じりの雪が降り注ぎ、生憎の出発となったが、一行は、約2,500km先の沖縄を目指して歩み始めた。
 今後、4月上旬に本州に到着し、山形、長野、宮崎県などの村を訪れていく予定。宿泊や植樹は、小学校や公園、神社などを予定しており、受入れ協力者を募っている。連絡先は、080-3022-1684
 旅の様子は、こちらから