市民体験農園 過去最高の152家族が参加


noen1.jpg 市内五助沢にある市民体験農園(塩谷3)が、5月24日(日)10:00から開園した。
 市民体験農園(おたる自然の村市民体験農園協議会・若林金吾会長)は、市民に野菜や草花作りの場を提供している。1区画(20平米)を年間4,000円で利用出来る。
 今年は、開園25年の節目の年で、過去最高の152家族が参加。371区画を使用して、ジャガイモやトウキビなどの農作物を育てる。
 生憎の天候となったが、予定通り10:00から開園式が行われ、若林会長が、「今日は農作業は無理かもしれないが、10月までの期間いっぱい力添えをさせて頂く。分からないこともあると思いますので相談して下さい」と呼びかけた。
 小樽市産業港湾部の磯谷揚一部長は、「今年は、新規で19家族が参加しています。152家族が371区画を利用するなど、盛んになってきました。土と緑を通じてリフレッシュして、やすらぎの場になってもらいたい。約半年後に収穫祭があります。丹精込めて愛情深く作物を育ててもらいたい」と挨拶し、関係者たちとともに「ヨイショッ」と鍬入れをして、開園を告げた。
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 この日は、昨日の降雨の影響で土が湿っており、参加者たちは農作業をしないで帰宅する人がほとんどだった。中には、石灰を撒いてから帰る人の姿も見られた。
 市内在住の男性は、「土が湿っていると、耕しても足を入れると固まってしまうので、また耕さないといけなくなる。苗を植える時は、根っこに空気を入れないといけないので、土が乾いている時じゃないと難しいから、また日を改めてやる」と話していた。
 これから小樽の農作業シーズンが始まり、152家族は、秋の収穫祭まで丹精込めて農作物作りに励む。