小樽市議会(見楚谷登志議長)の第3回議会報告・意見交換会が、7月8日(水)13:00~15:00、市役所別館第2委員会室で開催された。
今回は、市総連合町会(石井正巳会長)を対象に開かれ、約20名が参加した。一般の傍聴者は6名だった。
見楚谷議長は、「色々な課題を解決するために、皆さんから意見を頂戴し、議会で対応したい」。石井会長は、「議会報告会は、市政と密着するものになり、活発な意見を伺いたい」と挨拶した。
各会派の代表は、「高齢者対策」、「安心安全の取組」、「まちづくりの取組や提言」の3つのテーマに絞って報告した。
自民党は、高齢者見守りネットワークシステムや独居高齢者給食サービス、緊急通報システム。共産党は、新病院問題、緊急通報システム。公明党は、介護予防事業の充実、高齢者の社会参加、支援員制度。民主党・市民連合は、地域におけるまちづくりの取組。平成会は、高齢者をいつまでも現役で活躍させる街づくりなどについて述べた。
参加者からは、「隣り近所、町内会は非常に大事。だいぶその重要性が薄れてきているのは間違いなく、個人情報の問題で町会住民の実態を掴めず、当たり障りのない関係になっている。小樽だけでもなんとかならないのか」
「市の方で町会のプライバシーについてどう捉えているのか。議員の話を聞いても解決にならない。法律の枠内で出来ないのか」
「何をするにも財源、費用がかかる。市の会合に出ても、その都度、お金のない話。市の助成金が半分になるとか、雨、風の日に資源回収しているが、それも年々カットされる。市の活性化が大前提で、旧丸井の辺りを行くと、活性化とは縁遠い。近々復活するという話も伺っているのだが、町内会の能力を超える問題で、いろんな組織力、法令的根拠、なんとか議員さんの力で、促進出来るようにしてもらいたい」
「町内会の実態を理解してもらいたい。小樽市は、人口がだんだん減ってきている。所帯が減り、町会の事業を縮小しなければならない。町会費が減っても、街頭費は、絶対変わらない。市からの助成金がことごとく減らされ、ゼロになったものもある。人口が13万という話があったが、小樽はいずれ10万になると言われ、なお減る。仕事をするのは町会というが、支援する体制づくりを考えないと、素晴らしい案も風前の灯し火になる。地域に力を持たせるため、市のバックアップが得られるようにしてもらいたい。今は実行したくても金がなくて出来ない」
「支援員制度については大変良いことだと思う。最初は、市のお偉いさんが町会にきてなんお役にも立たないと思っていた。市に陳情を届けても、下の人が受けただけで全然上にいかないが、市の人が町会に入ってくれるとパイプ役にもなってくれて良いと思う」 などの質問や意見、要望が出された。