中国人女子大生 市内2企業で研修中


 日本語を勉強する北京大学の女子学生3人が、6月から2~3ヶ月間、市内の企業で、接客販売や通訳、翻訳などのインターンシップ研修中だ。
 研修しているのは、北京大学日本語学科院2年の康路さん(コウロ・22)、杜夏さん(トカ・24)、同日本語学科2年の傅越さん(フエツ・20)の3人。
 海外インターンシップ生交換事業を運営する「特定非営利活動法人アイセック・ジャパン」の北海道委員会が初めて取り組む「小樽中国人研修生受入計画」の第一弾。
 「中国人観光客が訪れる小樽の企業に、中国人の研修生を受け入れてもらい、より積極的なアプローチを行って頂きたい。小樽に多く訪れている中国人観光客に対して母国語での接客販売などを行うことで観光都市小樽としての更なる発展に少しでも貢献することが出来れば」(今中沙紀・研修生受入事業局長・小樽商科大学2年) 。
china1.JPG 3人を受け入れた企業は、株式会社北一硝子と田中酒造株式会社の2社。研修は、6月末から2~3ヶ月、接客販売や通訳、翻訳を行う。
 株式会社北一硝子では、康路さんと杜夏さんが熱心に研修。「お盆期間は、特に中国や台湾からのお客さんが多かったので、直接生の声を聞いて、アジアのお客さんがどんな商品を求めているのかをアンケートした。日本語を勉強しているので、言語能力をアップさせたいと思って参加した。中国に戻ったら就職活動に入るので、社会勉強にもなるし、国外での社会勉強に挑戦したかった。働いてみて驚いたことは、社員同士の挨拶が頻繁に細かく行われること」(康路さん)
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 「日本での接客のマナーを勉強出来た。細かいスケジュール管理や、社員との交流の仕方で挨拶が色々あって驚いた。昨年の夏休みには東京と京都で一週間ぐらいの研修を行ったが、小樽では初めて。時間がゆるやかな街で過ごしやすい」(杜夏さん)
china3.JPG 田中酒造株式会社で研修中の傅越さんは、「販売や接客のほか、製造部での研修もさせてもらっている。スタッフの方々がやさしく、お酒の作り方からしっかり教えてもらった。まだ就職活動には入っていないが、日本の会社での就職に憧れ始めた。ただ、敬語が難しい。お客さんに対しての敬語は慣れてきたが、尊敬語と謙譲語の使い方が難しい。研修期間中に、中国人用の商品案内のパンフレットを完成させたい」
 3人は語学を活かして、日本人をはじめアジア人観光客たちを接客し、社会人になるためのステップアップに励んでいる。
 「この取り組みに興味がある方は今中(saki.08hd@live.jp)まで」と呼びかけている。