付託議案を可決・承認 市議会予算特別委


m3yotoku3.jpg 小樽市議会第3回定例会予算特別委員会(新谷とし委員長)の最終日の10月1日(木)、総括質疑が行われ、付託された平成21年度一般会計補正予算などの議案8件・専決処分報告1件を、全会派一致で可決・承認した。
 各会派の委員は、地上デジタル放送移行や天狗山観光、OBC(小樽ベイシティ開発)、フットサルやミニバスケットボール大会誘致に向けての施設・設備の現状について質問した。
 山口保委員(民主市民)は、天狗山観光について、「民間会社の運営ではあるが、市長としては今後の天狗山観光をどのように考えているのか」と質した。
 山田勝麿市長は、「この質問があるとは知らずに、今日たまたま天狗山行ってきたのですが、ロープウェイには人がいなかったのですが、登山者が3人ほどいました。天狗山からは塩谷の丸山まで行けますので、これをPRしようと話しました。山麓のコスモスも地盤が悪くてうまく咲かないというので、地盤を調査して、ボランティアさんたちの力を借りて花を植えるようにしたいと話していました。今後、関係者たちで委員会を作り、天狗山観光を盛り上げたいと思います。成果を期待して頂きたい」と答えた。
 大橋一弘委員(平成)は、「OBCの経営状況はどうなっているのか。新聞報道では、半分の2億円の固定資産税を納めていると書いてあったが、どんどん未納分が溜まっていくと思う」と質問した。
 市は、「昨年秋以降、不動産などの悪化から、3、4階スペースが埋まらず、小さな店舗が撤退して売り上げが低迷している。赤字体質が続いている。固定資産税が未納あと利息がかかり、仮に10億円だとすると、21年度の4期分では、来年3月で7,672万円の延滞金となる」と答えた。
 採決では、平成21年度小樽市一般会計、水産卸売市場事業特別会計、国民健康保険事業特別会計、老人健康保健事業特別会計、住宅事業特別会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計の補正予算7券と、小樽市資金基金条例の一部を改正する条例案1件の計議案8件、専決処分報告1件が、全会派一致で可決・承認された。
 10月2日(木)は、総務・経済・厚生・建設の各常任委員会が開かれる。