決算特別委2日目 2時間半遅れの開会


 小樽市議会決算特別委員会(久末恵子委員長)の2日目(総務・経済所管)が、10月14日(水)、市役所別館第2委員会室で開かれた。
kessan.jpg この日、北野義紀委員(共産党)が、特別委員会前の理事会で、「今年の6月29日まで監査委員をやっていた久末さんが、決算特別委員会の委員長になって、20年度の決算をさばくのはいかがか。新たに監査委員になった与党会派の前田清貴さんが、議会で監査事項を所管する総務常任委員会の委員長というのはおかしな話」と指摘し、通常の13:00開会が見送られた。
 他会派は、「法には触れておらず、そのまま久末さんに委員長を続行してもらう」と意見が一致。この問題を議長に申し送りすることで北野委員も同意し、2時間25分遅れで特別委員会が始まった。
 成田裕樹委員(平成会)は、「自然の村の管理委託費6,000万円の中身を精査しているのか」と質した。
 磯谷揚一産業港湾部長は、「数百万円の削減で苦労しているところもあり、これから毎年度精査して次年度以降に取り込んでいく姿勢でやっていく」と答えた。
 中島麗子委員(共産党)は、「図書購入費が減少しているが、小樽市の1人あたりの図書購入費はどうなっているのか」と質問。
 市は、「財政部より不用額を出すようにと指示があり、予算の大半が図書購入費となっているので、圧縮せざるを得なくなった。市民一人あたりの購入費は76円で、道内主要の10都市の中で一番低い」と答えた。
 北野委員は、「20億円の固定資産税の未済額を見て不思議に思うところはないのか。不思議に思うなら、なぜ、意見を述べないのか」と質した。
 前田監査委員は、「調停額に対し、収納額が低いところが不思議に思う」。木野下智哉代表監査は、「固定資産税の滞納額は、大分前からあって、20年度に急に発生したものではないので、意見を述べていない」と答えた。
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