小樽に生息するキノコ類約120種類が勢揃いし、北海道大学・五十嵐恒夫名誉教授による鑑定会が、10月4日(日)9:30~16:00、小樽市総合博物館(手宮1)で行われた。
毎年恒例の同展。今年は、博物館・保健所・小樽キノコの会の関係者たちが、天狗山やなえぼ公園で採取した約120種類のキノコを展示。「スギエダタケ」や「ツブエノシメジ」など、同展では”ニューフェイス”のキノコも並べられた。
「スギエダタケ」は、杉の落枝に出来るキノコ。キシメジ科の食適。「ツブエノシメジ」は、枝のところが黒いツブツブ模様となっている特徴的なキノコ。キシメジ科の食適。
このほか、「ヤナギノアカコウヤクタケ」という珍しいキノコも展示された。死んだ柳の幹に出来るキノコだが、「キノコと思う人が少なく、ほとんど拾わない」(五十嵐名誉教授)と話す。
120種のキノコが並んだ会場では、キノコ愛好家や小樽キノコの会の会員たちによるキノコ談義が行われていた。キノコ図鑑を持ち寄り、五十嵐名誉教授の横で熱心にメモを取る人も見られた。