茶道・華道・書道に挑戦 「日本文化体験会」

 10月24日(土)、小樽市生涯学習プラザ「レピオ」(富岡1)で「在住外国人日本文化体験会」が開かれた。
この体験会は、日本の伝統的な文化の体験を通して、日本文化に対する理解を深めてもらうためと、小樽市と小樽市文化団体協議会の共催で開かれた。毎年、小樽商科大学と小樽市共催の「国際交流週間」の期間中に1回実施され、今年で15年目。
今回は、中国・韓国・オーストラリア・ドイツ・スペイン・アメリカ・ロシア・メキシコ・ベトナムの10カ国25人の商大や薬科大の学生などが参加し、馴染みのない華道・茶道・書道の体験に初挑戦した。市内在住の外国人家族の参加もあり、小さな子供も日本文化に挑戦し、和やかな雰囲気が広がった。
参加者は3班に分かれて、華道は家元池坊小樽支部・蔦原量子さん、茶道は裏千家淡交流会小樽支部・十和田佐宗芳さん、書道は小樽書遊会・北川稲谷さんの指導を40分交代で受けた。茶道では、慣れない正座で足が痺れる人、書道では、書き順やバランスに頭を悩ます人が多く見られた。
書道を体験したフランスのトーマス・マキシムさん(20)は、「初めて書道を体験した、左利きだからすごく難しかった」。華道を体験した中国のチョ・エンさん(21)は、「中国にもお花を生ける文化はあるけど、初めて体験したので楽しかった」と喜んでいた。
市内では、30日(金)まで、「国際交流週間」のイベントが数多く開かれる。こちら