ソウル江西区帰国報告 小樽サッカー少年団


kansoku1.jpg 小樽市の友好都市・韓国ソウル特別市江西(カンソ)区を訪問した小樽サッカー少年使節団が11月3日(火)に帰国し、4日(水)に市役所を訪れ、帰国報告会を行った。
 小樽市と江西区との交流は、約20年前に小樽自動車学校の織田恵憲理事長が、自動車教習法を江西区に教授したことが始まり。
 2005(平成17)年・2006(平成18)には、小樽市と江西区の民間団体による友好親善協会が設立され、民間での友好交流協定を締結。物産展の出店、少年野球チームの交流試合を開催するなど交流を深め、2009(平成21)年2月に友好都市提携を結んだ。関連記事
 同区との親善交流を目的としたサッカー少年団使節団の派遣は、10月31日(土)から11月3日(火)までの3泊4日。小樽の10選手、後志の5選手、監督ほか6人の計21人が訪問した。
kansoku3.jpg 少年団は、11月1日(日)と2日(月)に親善交流試合を開催。全国ベスト3の強豪チームと対戦。結果は、1試合目0-3、2試合目0-1と負けたが、「悔しかったが、強い選手たちと戦えて良かった」(川田剛大キャプテン・朝里小6年)。試合中、韓国人選手と接触して倒すこともあったが、手を差し伸べるなど、フェアプレーが数々見られたという。
 試合後の晩餐会では、「言葉は話せなかったがジェスチャーで交流を深めることが出来た」、「日本との文化の違いが分かって楽しかった」と日韓交流を満喫したという。
 この報告を受けた菊譲教育長は、「勝つ、負けるではなく、小樽の少年団が韓国に来たということを知ってもらい、小樽を有名にしてくれただけでも素晴らしいこと。今回の試合で得たことをバネにして今後に生かして欲しい」と述べた。
 小樽市は、すでにロシア・ナホトカ市とニュージーランド・ダニーデン市と姉妹都市提携を結んでいる。江西区との友好都市提携は、姉妹都市の一歩手前の関係で、今後4~5年の交流を続けて市民に認知された時点で、姉妹都市提携を結ぶことになる。(現地の写真は小樽市提供)
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