小中学校耐震工事費など計上 市議会第4回定例会12/1


 小樽市は、12月1日(火)開会予定の小樽市議会第4回定例会(12月議会)に提出する予算議案5件・条例案24件・専決処分報告1件を、11月17日(火)の記者会見で明らかにした。
 提出予定の予算議案は、平成21年度小樽市一般会計補正予算、住宅事業特別会計補正予算、後期高齢者医療事業特別会計補正予算など5件。
 補正予算には、市内5小中学校(桜・朝里・長橋小、朝里・銭函中)の耐震補強などのための事業費5億7,197万5,000円(うち2億8,741万円国庫補助金)。事業主体を北海道から小樽市に変更する道営住宅若竹団地2号棟・60戸の耐震・アスベスト除去・リフォーム工事費5億200万円(うち2億25万円地域住宅交付金、アスベスト除去の5,000万円道補償金)などを計上した。道営住宅のリフォームは、2DK30戸・3LDK10戸に改修する。来年末までに工事を終えたいとしている。
 昨年度実施した原油高騰による「冬期特別生活支援事業費(福祉灯油)」(独居老人宅・高齢者世帯対象)は、今年度は灯油価格が落ち着いていることから計上しなかった。「市共同募金会ふれあい見舞金」(一世帯2,000円)は、募金額が低調で一世帯1,600円分程度しか確保出来ないため、市が400円を負担することにした。補正予算に5,700世帯分の228万円を計上。
 また、今年度の普通交付税で臨時的に措置された「地域雇用創出推進費」のうち残った2億6,100万円を積み立てている「地域経済活性化等推進資金基金」から、小中学校の洋式トイレ設置、公立保育所施設維持補修、商店街年末年始大売出し支援など8項目の事業費2,390万円を充てる。関連記事
 このほかの議案では、小樽市定住自立圏形成協定の議決、鰊御殿や市民会館などの公の施設の指定管理者を指定する条例案など19件が上程される。
 この第4回定例会での補正額は、一般会計6億1,483万2,000円、住宅・後期高齢特別会計5億3,069万8,000円、水道事業会計1,802万3,000円で、計11億6,355万3,000円となった。