インフルエンザ流行 警報レベル5週連続超え


 小樽市新型インフルエンザ対策本部(山田勝麿市長)は、市内のインフルエンザ流行状況が、5週連続で警報レベルを超えていると11日(水)に発表した。
 警報レベルは、国が定めた流行指標の最も高いレベル。1週間の1医療機関当たりの患者数が、基準値の30人を超えた場合。
 市内では、10月5日から11日までの1週間で48.29人と警報レベルを超え、翌週には50人になった。この後も警報レベルが超えた状態で推移し、市内小中学校では学級閉鎖や学校閉鎖などの影響が広がっていた。
 5週目の11月2日(月)から8日(日)までの1週間では、34人となった。これまでの患者数よりは減少しているが、同本部では、「市内における過去のインフルエンザ流行状況では、一度、警報レベルを超えると、例年4~9週間は継続します」と注意を呼びかけている。
 市内では、新型インフルエンザワクチンの接種が医療従事者を対象に始まった。16日(月)からは、妊婦や基礎疾患患者などの優先対象者への接種が行われる。
 この後、幼児(1歳〜就学前)の接種が12月上旬、小学校1〜3年生12月中旬、1歳未満児の保護者等1月上旬、小学校4〜6年生1月中旬、中学生・高校生・高齢者は1月中旬となっている。
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