「第12回 小樽雪あかりの路」(2/5~14) 第1回実行委開く


 「”雪”が街を覆いつくし、”夜”の帳(とばり)が下りる頃、”心”を込めたキャンドルに、”灯”が静かにともり出す」。
yukiakari1.jpg 冬の小樽をロウソクの灯りで幻想的に演出する「第12回 小樽雪あかりの路」が、2010(平成22)年2月5日(金)から14日(日)までの10日間で開かれる。12月3日(木)には、第1回実行委員会(中村全博実行委員長)が、市役所別館第3委員会室で開かれ、本格的な準備作業がスタートした。
 「小樽雪あかりの路」は、小樽の冬を代表するイベント。小樽運河と手宮線の2ヶ所をメイン会場に、白い雪の中にロウソクのやわらかな灯りをともし、小樽の冬を幻想的に彩る。
 「参加型」、「手づくり」にこだわり、町内会や市民ボランティア、韓国・中国の海外ボランティア一人一人が、ロウソクに火を灯す。期間中延べ14万本ものロウソクの灯りで街を照らす。
 今年のキャッチフレーズは、「雪夜心灯(ユキノヨルココロトモル)」。
 ”雪”が街を覆いつくし
 ”夜”の帳(とばり)が下りる頃
 ”心”を込めたキャンドルに
 ”灯”が静かにともり出す
 運河会場には、運河の水面に400個の浮き玉キャンドルを浮かべ、散策路にはスノーキャンドルを並べる。浅草橋にはハートのモニュメントを設置する。手宮線会場には、キャンドル広場や約20mのスノートンネル、JC子供広場など、様々な企画を用意する。
 このほか、JR小樽駅や日銀通り、メルヘン交差点、天狗山、小樽商科大学など、市内各所にも雪あかりの路が広がる。
 3日(木)の実行委員会では、約30名の関係者が集まり、事務局案の企画・予算・今後の進め方などについて承認した。企画は、雪あかりにまつわる「愛」をテーマとしたフォトコンテストや、オブジェの出来ばえを競うコンテストなど。予算は、不況の影響で、第11回の決算額2,703万円よりも423万円少ない2,280万円となった。こちら
yukiakari2.jpg 今回は、イベントをPRするためのポスターに力を入れ、両面印刷にした。表は運河会場の写真、裏は浮き玉キャンドルの写真に雪の結晶をちりばめたデザイン。ガラス窓に張ると、裏の雪の結晶が表にうっすらと映るという工夫を凝らした。
 同実行委では、来年2月までイベントのPRを行い、各部会で詳細を詰めていくことにしている。「来年は、札幌雪まつりとかぶる日数が多いので、例年よりも来場者が多くなると期待している。最終日は14日のバレンタインデーなので、カップルにも素敵な夜になるようにしたい」としている。
 小樽雪あかりの路